阪神大震災を乗り越えた住宅会社が制振装置『evoltz』採用を決めた理由

兵庫県神戸市に本社を構えるヤマト住建株式会社様は、「頑丈で安心な住まいづくり」、「健康で快適に暮らせる家」にこだわり続け、お客様へ信頼を提供していくことを大切にされている住宅企業で、現在では関東などにも展開されています。

同社は、会長ご自身が実際に身をもって災害を体験された経験から、「安心できる家 = 丈夫な家」を提供していくことを掲げ、平成7年に発生した阪神大震災では本社も含めて、全壊した建物を一棟も出さなかったという実績があります。

このような災害への対策に力を入れられているヤマト住建株式会社様は、どういった観点から「evoltz」を全棟標準採用されているのでしょうか?

同社の渡沼様にインタビューをさせていただきました。

─制振ダンパー「evoltz」を御社で採用されることになった経緯を教えてください。

東日本大震災が発生した際、想定していたとおり、余震が長期間継続して発生したという事実がありました。

そのため、「揺れの軽減」と、「繰り返しの余震に対してより対策を強化していく必要性」を感じ、対応策を検討しておりました。

その中で「evoltz」を知り、その性能の高さから導入採用させていただいたという経緯です。

─「evoltz」の採用を決めたポイントを教えてください。

千博産業さんが一番推されている点でもある「小さな揺れに対しても早い段階から効果を発揮する」という点はやはり他にない大きな魅力だと思います。

加えて、何回、何百回と地震が発生しても、同じ性能が低下せず効果を発揮しづつけるという品質の高さは何よりも印象強く魅力的です。

この点が決め手になりましたね。

─他社の制振装置と比較した場合、「evoltz」が最も魅力的だと感じた点について教えてください。

なんといっても、バイリニア特性(※制振装置がエネルギーを吸収する「減衰力」の増大に伴って、躯体を傷めることがないように考えられた特性)がポイントでした。

これによって揺れ始めの瞬間から性能を発揮してくれるという点は、他社さんとの差別化においてとても大きい特徴です。

現在の日本においては、新築時であればどの住宅も安全性が担保されていると思います。

しかし、築30年となった時には一体どうだろうかと考えた時に疑問が残る会社さんは多いのかな、とは思っています。

その中で、「evoltz」は耐久性や建物の長寿命という観点に直結して効果を説明されているので、これを付けておけば安全です、と言い切れてしまいますから、我々からすると選ばない理由は無くなりますよね。

─なぜ、「evoltz」を標準採用することに決めたのですか?

理由としては、お客様によって説明を変えなくて良いという点があります。

オプションとしてしまうと、当社が信頼している製品にも関わらず、お客様によっては採用しない場合が出てきてしまうのはおかしいだろうということで、統一させていただきました。

当社は、「これが必要だ」と思っているものに対しては、どんな製品・どんなお客様であれ、それを提供していくようにしています。

それがヤマト住建のプライドであり、使命だと考えています。

─「evoltz」を採用された施主様からの感謝の言葉があればご紹介ください。

最近は大きな地震が発生していないので、地震が起きた際に良かったというようなお声はまだいただいていません。

しかし、当社はお客様のお宅で見学会をよく開催させていただいてまして、その際には、いつ発生するか分からない地震に対して、とても安心して暮らしていられると仰っていただくので、当社としても嬉しい限りです。

当社では、検討中のお客様に「evoltz」の体感装置で実際にその効果を感じてもらうようにしています。

これを体験したほぼ全てのお客様に「絶対にevoltzだけは付けたい」と仰っていただいてますので、そのような「実体験できる安心」というものが、入居以降も安心感を強く感じていただけている理由の1つかと思います。

─現在多くの工務店が制振装置の採用を検討しています。どのような工務店であればevoltzをオススメされますか?

少し回答が難しい質問ではありますね。

「evoltz」は、どの会社さんも採用した方が良いとは思いますけど、当社が他社との差別化を図れる大きな要素でもあるので、他の会社さんが全て採用してしまうと正直困ってしまいますね。(笑)

当社は阪神大震災を経験して、そこでの実績で大きくなっていった経緯があるので、経験している会社だからこそ提供する「安心・安全」というものに説得力が出てきます。

その姿勢というか気概の部分が、他の会社さんとは大きく違う点だとは思うので、同じようにこだわりがある会社さんであれば、「evoltz」との親和性は高くお客様に評価されやすくなるのではないでしょうか。

─ありがとうございました。