耐震等級2は大地震1回で倒壊状態!
耐震等級3は大地震1回に耐えました。

耐震等級2の試験結果


1回目の加振(震度5強程度)の時から損傷が始まり、2回目の加振(震度6強〜7程度) を行った結果、安全限界を大きく越える変位が出てしまいました。
ここから更に加振した場合、実験装置まで損傷するおそれがあり、この時点で実験中止となりました。

耐震等級3の試験結果


震度5強程度 → 震度6強〜7程度と進み、3回目の震度5強程度の加振で損傷が大きくなり、4回目の加振までは至りませんでした。
震度6強~7程度の大地震1回には、倒壊ラインの安全限界を超えず、揺れ幅を抑えて耐えることができました。
耐震等級2とは明らかな差が確認できました。
とはいえ、繰り返される大きな地震に対して合板の浮き、釘の折れ、変形は発生しています。

実験結果

evoltz装着時は大地震を3回耐える!

耐震等級3のフレームが2回目の震度7程度の実験がが出来なかったのに対して、evoltz B5を装着した場合に3回目まで耐えられました。
建物の倒壊防止自体は耐震工法でしっかりと担っていくという一軸があり、その性能をいかに維持させるかのアシストする役割が制振だということを実証できました。
今回狙い通りの効果が、皆さんに見て頂けたと感じています。